Windows版QuickTimeを削除すべき3つの理由

特徴について

QuicktimeはAppleが提供する音楽や動画に加えて画像や

テキストデータなどを取り扱える技術です。

1991年に登場すると、これひとつで既存の幅広いフォーマットに

対応しているのをはじめ、独自の拡張子movを持つQuicktimeフォーマットは

当時としては一定の画質を保ちながらも高い圧縮率でファイルサイズを

小さくできることから瞬く間に普及し、パソコンやインターネットの

動画コンテンツの黎明期を支えて来ました。

対応OSはMacOSとwindows版があり、Appleの公式サポートサイトの

ダウンロードページから無料でダウンロード可能です。

「ダウンロードを製品別に表示」の矢印のアイコンをクリックして

横スクロールさせQuicktimeのアイコンを選択するか、検索ウインドウに

フリーワードを入力して検索すると各バージョンのリストが表示されるので

利用したいバージョンの「ダウンロード」と書いてある所を押せば

インストーラーのダウンロードが開始されます。

理由について

そんな一時代を築いてきたQuicktimeですが現在では事情が大きく変化を

しており、特にWindows版は削除することが推奨されています。

その理由のひとつがサポートの打ち切りでwindows XPまでは2015年

windows7までは2016年をもって対応が終了しました。

そのため、内包しているバグの修正や最新のテクノロジーに対応した

新バージョンのリリースは期待できない状態となっています。

ふたつめの理由はセキュリティの問題で、現時点で最終リリースとなった

windows版ではセキュリティホールが存在されていることが確認されています。

これまでにそのセキュリティホールによって被害が発生した事例は無いものの

悪意のある第三者が悪用できる状態にあることは事実であるのに加えて

正式なサポート打ち切られた現在はこれらの問題が修正されることが

無いため利用を停止するのが懸命です。

注意が必要

最後に考慮しなければならない問題は、昨今の目覚しいテクノロジーの

進化にあります。

当時は世界最高レベルの画質と圧縮率を誇っていましたが、現在では

フルハイビジョンや4kなどの高解像度の映像が求められる中で当時を遥かに

凌ぐ高画質と高圧縮率を実現した新たなコーデックが次々と登場しています。

従って、公式のサポートが打ち切られセキュリティホールのリスクを内包し

現在の技術と比較して画質や圧縮率の低いコーデックをわざわざ使用する

理由が無くなってしまったのが現状です。

現在Quicktimeのwindows版が必要になるシーンがあるとすれば古い

コンテンツを再生したいケースですが、やむを得ず利用する場合には

再生時に一時的にオフラインにするなど細心の注意が必要です。

Quicktimeがパソコンやインターネットの動画コンテンツの発展へ大きな

貢献を果たした功績を称えつつ、新たな時代を迎えたいところです。

コチラもチェック下さい

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